学科について教員紹介林原 靖男イントロ

林原 靖男

【ロボット設計・制御研究室】Robot Design and Control Laboratory

研究室では・・・

実用的なロボット技術を,研究・開発しています。人との親和性を重視し,やわらかな関節を持つロボットから,人と協調して働く知能ロボットまでさまざな種類のロボットを研究しています。企業や病院などと協力しながら実用化を目指しています。また,ロボット技術の向上の一つの手段として,ロボットコンテストを重視し,これに挑戦する学生をサポートしています。ロボカップ世界大会で準優勝に輝いたレスキューロボットをはじめ,ヒューマノイドロボット(2on2で世界大会4位),小型サッカーロボット(世界大会ベスト8)などの研究・開発をサポートしています。

これまで・・・

幼少時よりロボットに魅せられ、大学以来ずっとロボットの研究・開発に打ち込む。大学院博士課程では,人の力を増幅するパワーアシストの研究を行い,人とロボットの親和性を高める制御法などの提案を行う。  大学の教員になってからは,学生の教育の一環として,ロボットコンテストを重視し,さまざまなコンテストに参加する学生をサポートしている。ロボコンは,机上の理論になりがちな工学を,ものつくりという基本に戻すよい機会を与える。明確な目標を持ち学んだ理論をベースに,期間内にロボットを作り上げる。
その過程で多くのことを体験的に学ぶことができる。また,ロボットコンテストの輪を通じて,得られる友人や情報も人生の宝となる。
数々のコンテストに参加し、最強のチームで多数、優勝、入賞を果たす。ロボット制作には、メカニカル部分とソフト部分双方が重要だが、このチームでは、メカ部分を現fuRo小柳副所長が担当、ソフト・プログラミングを林原が担当。サッカーの面白さをロボットで競うロボットのサッカーリーグでは、国内優勝、世界大会でも5位に入賞など、輝かしい成績を収める。サッカーロボットにとどまらず、実社会で活躍するレスキューロボットでは、ロボカップ世界大会で2連覇を達成。その直後の新潟の大震災では、災害後の被災状況調査に参加し、ロボットでのデータ収集に成果をあげる。

メッセージ

2050年には、人間のサッカーワールドチャンピオンとロボットとを対戦させよう! その際に、開発される先端技術はさらに実生活に応用され、人々に貢献するであろう事を楽しみにしています。また、人とロボットがさらにうまくコミュニケーションがとれるよう、皆で研究していきましょう。