学科について教員紹介中嶋 秀朗イントロ

中嶋 秀朗

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【移動ロボットシステム研究室】Mobile Robot Systems Lab.

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研究室では・・・

「身体(機構)」「感覚(センシング)」「まとめ上げる知能(プログラム)」の3つの部分からなる移動ロボットシステムを開発し,これら3つが移動能力に寄与する原理的関係を探求します.その知見を,想定作業下で要求される移動能力を実現できる移動ロボットシステムの設計論として構築することを目指します.

これまで・・・

東北大学大学院修士課程修了後,JR東日本にて,現在京浜東北線で使われているデジタルATCシステムなどの開発に従事.在職中,車両メンテナンス,運用指令,列車計画などにも携わりました.開発した技術が社会でどのように活かされ運用されるかを実業を通して学んだことで,「研究のための研究」ではない「役にたつ研究」を意識するようになり,再度,東北大学大学院博士後期課程で不整地移動ロボットの研究に没頭し,博士号取得. 脚と車輪を独立して備える脚車輪分離型ロボットを研究開発し,必要最低限のセンサ構成で,荒れた不整地を移動可能にする外界センサレス不整地移動制御手法を確立し,その成果を,愛知万博出展ロボット「チャリべえ」としました.1年間の未来ロボット技術研究センター(fuRo)での研究経歴も持っています.

本学では・・・

ロボットが屋外も含めたさまざまなフィールドで活躍するためには,移動能力が必須です.私は,「身体(機構)」「感覚(センシング)」「知能(プログラム)」の3つ部分の移動能力に対する原理的関係を明らかにするために,3つの部分の構成方法(重み付け)を変化させた移動ロボットシステムを構成し,その移動能力を議論します.具体的には,「身体」「内界センサ」「知能」で構成した移動ロボットシステムが達成すべき移動能力は,例を挙げると「人が目をつぶって手探りで移動できる移動能力」です. 3つの部分の構成手法により,各作業に求められる移動能力に適した移動ロボットシステムの構成方法があるはずであり,移動ロボットシステム設計論を展開しています.