千葉工業大学 未来ロボティクス学科
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2012年01月 アーカイブ

2012年01月17日

オープンレクチャーシリーズ

1月13日(金)芝園キャンパス1101講義室において,本学生,教員ならだれでも自由に参加できるオープンレクチャー(主催:富山健教授/Engineering Systems研究室)がおこなわれました。今回で20回目となる当シリーズ。毎回各界から多彩な講師をお招きし,学生はもとより学内でも大変好評の特別講義です。

今回の講師は,宇宙航空研究開発機構(JAXA)月惑星探査プログラムグループ研究開発室開発員(宇宙科学研究所 航法・誘導制御グループ併任)の成田伸一郎氏をお招きし,「はやぶさ・かぐや・あかつきの例にみる月惑星探査機とロボット」と題し90分間にわたりご講演いただきました。

成田氏は,金星探査機「あかつき」の姿勢軌道制御系(AOCS)の開発・運用の経験を元に,小惑星探査機「はやぶさ2」,月軟着陸探査機「SELENE-2」搭載予定の月面探査ローバ走行機構の開発に従事しています。

晴天のキャンパスでは,地面の煉瓦の張替えなど改修工事が進みます。

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人類益という大目的のために困難があっても決してあきらめないと静かに力強く語る成田氏。

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講義終了後,次の予定がある講師を学生はぎりぎりまで離しません。

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講演概要(学内告知ポスターより)

近年,宇宙開発のミッションはより高度化,多様化,複雑化の時代を迎えている。ロケットと人工衛星に代表される宇宙機は,センサ,コンピュータ,アクチュエータを備えた自律システムであり,その構成はまさにロボットと同じである。昨年,小惑星からの帰還を果たした探査機「はやぶさ」にも多くのロボティクス技術が搭載されている。

本講演では第1部として「はやぶさ」の詳細と打ち上げから帰還までの道のり,第2部として2010年に打ち上げを行った金星探査機「あかつき」の飛行計画と運行シナリオ,そして残念ながら金星到達がかなわなかった逆噴射で起こった事象と,最到着に粘り強い運行計画,そして第3部として,将来の月惑星探査計画として,月軟着陸・月面探査と火星探査プロジェクトについて紹介。


宇宙航空研究開発機構(JAXA) http://www.jaxa.jp

「あかつき」の挑戦  http://www.isas.ac.jp/j/column/akatsuki/07.shtml

2012年01月25日

オープンレクチャーシリーズ

1月20日(金)芝園キャンパス1101講義室において,本学生,教員ならだれでも自由に参加できるThe department of advanced robotics 21st open lecture series(主催:富山健教授/Engineering Systems研究室)がおこなわれました。今回で21回目となる当シリーズ。毎回各界から多彩な講師をお招きし,学生はもとより学内でも大変好評の特別講義です。

今回の講師は,慶応義塾大学 環境共生・安全システムデザイン教育研究センター特任助教の牧野泰才氏をお招きし,「触覚センサーのロボティクスへの応用」と題し90分間にわたりご講演いただきました。


牧野氏は,主に触覚情報処理の解明や触覚を利用したインタフェイスの研究に従事されています。

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それは350にも及ぶ日常動作・状態の洗い出しと整理,理論的分類から始まった。

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幅広い多彩な講師陣から最先端の研究を五体で感じとることができる。当学科の魅力です。

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講演概要(学内告知ポスターより)

近年,人と共存することを目的としたロボットが多く提案されています。このような人と同じ空間で動作・移動するロボットには,周囲の人や物との接触を検地し安全に動作できるように,「触覚センサ」の搭載が望まれています。では,どのようなセンサをどのような位置に搭載する必要があるでしょうか?それを考えるためにはまず,そもそも我々人間が皮膚感覚をどのように利用しているかを理解する必要があります。我々は皮膚感覚を通じて何を感じているのでしょうか?より皮膚感覚に頼っているのは,どんなときでしょうか?そのあたりを概観しながら,触覚センサをどのようにロボティクスへ応用していくかをお話ししたいと思います。また,最近我々が提案した,ぬいぐるみをロボット化するデバイスについても簡単にご説明し,人の感情に訴えかけるロボットの在り方について,少しお話をします。


講師紹介 http://www.sdm.keio.ac.jp/faculty/makino_y.html

2012年01月30日

2011年度中間審査会が・・・

1月20日(金)と27日(金)の2日間,津田沼キャンパス6号館3Fにおいて修士1年を対象とした「2011年度中間審査会(口頭発表)」が粛々と行われしました。真剣な120分間,最後に指導教員から講評をいただき中間審査会は終了しました。


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張りつめた空気を研究の情熱で打ち破るように発表します。

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徹底的な質疑,指導教員の本質的な質問に窮することも。「更なる研鑽を!」教員の思いが聴こえてきます。

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大学院未来ロボティクス専攻 http://www.robotics.it-chiba.ac.jp/ja/graduate

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