千葉工業大学 未来ロボティクス学科
トピックス

« 2012年09月 | メイン | 2012年11月 »

2012年10月 アーカイブ

2012年10月02日

秋のオープンキャンパスが開催

9月30日(日),千葉工業大学津田沼キャンパスにおいて秋のオープンキャンパスが開催されました。西からは台風が迫っているとは思えない秋晴れの中,当学科の展示ブースのある6号館3階には,朝から多くの制服姿の高校生やご両親といっしょの受験生,ロボット好きな小学生達が来場してくださいました。(当日は天候を考慮し開催時間の短縮がありました)


爽やかな笑顔で来場者をお出迎え。廊下では千葉市科学館Qiballで活躍中のリリオンの試乗体験も。

IMG_7919.jpgIMG_7898.jpg

毎回大人気のロボット工作教室は,小学生から大人まで終日賑わいをみせます。

IMG_7922.jpgIMG_7920.jpg

当学科の学生が製作したお馴染みのウォーリーと,注目の最新型,管対応?ロボット。

IMG_7925.jpgIMG_7918.jpg

研究室ごとに研究テーマや研究材料が,より解りやすく展示されています。右はグラスハープ体験。

IMG_7928.jpgIMG_7901.jpg

菊池研究室では小型4足歩行ロボットや小型羽ばたきロボットが所狭しと展示。

IMG_7917.jpgIMG_7907.jpg

林原研究室は各大会で活躍しているロボットをモニターで動画公開。世界一のロボットも。

IMG_7911.jpgIMG_7926.jpg

米田研究室では研究中のロボットを前に熱心に説明。青木研究室では蛇型ロボットが床を這っています。

IMG_7909.jpgIMG_7910.jpg

富山研究室では「擬似感性とは」を親しみやすいツールを使って説明。

IMG_7915.jpgIMG_7905.jpg

南方研究室や太田研究室では,研究中の特徴的なロボットをいつも丁寧に説明してくれます。

IMG_7913.jpgIMG_7903.jpg


ご来場いただきました皆様には,この場をお借りして御礼申し上げます。
ご来場,誠にありがとうございました。

2012年10月22日

日露青年交流事業

10月4日(木)午前,ロシアの学生,研究者25名が当学科へ訪問しました。この催しは,外務省が実施している日露青年交流事業(ロボット技術分野)の一環で,2012年度ロボット技術分野ロシア人学生招聘プログラムで来日された方々です。

昨年10月,当学科のRoboCupチームの学生(林原研究室)数名と金沢工業大学の学生計10名でロシアのクラスノヤルスク市を訪問し,ヒューマノイドロボットのデモンストレーションや講演会などを行いました。

本年は,日本がホスト国となり日露青年交流センターによって,モスクワ国立機械工学大学テストセンターのイヂアトゥロフセンター長をはじめ,サラトフ国立工科大学,ノボシビルスク国立工科大学,アストラハン国立工科大学,サンクトペテルブルグ国立大学などの学生,研究者25名と交流を深めました。

当学科からは23人の学生が参加しました。横断幕にはロシア語で「ようこそ!」と。

IMG_2058.jpg
IMG_2036.jpg

4日に学内見学とCEATEC(幕張メッセ/展示会),9日には秋葉原見学で交流。

IMG_2042.jpg
IMG_2068.jpg

目的や目指すべき目標が同じだからすぐに打ち解けます。

IMG_1673.jpg

交流した学生の感想

「ロシアの方々は,我々より日本の電化製品やサブカルチャーについて詳しく,どちらが案内をしているのか分からなくなるシーンが多々ありました.対して,我々は普段ロシアの文化について触れる機会が普段あまりに少ないように思われます.今後は,特別な意識をしなくても互いの良さに気づき合えるよう,社会レベルでの交流が深まることを願います.(野平幸佑さん/修士2年)」

「私はロシアと言うとあまり身近な外国に感じることが出来ずにいましたが、今回の交流を通じてロシアの方々はとても話しやすい方々だと感じました。もちろん言語は違いますが身振り手振りをまぜる事で意思の疎通をすることもできました。また、ロシアの方々には日本の電化製品に対し大変興味を持たれていてとてもうれしく感じました。私も将来そのようなものをつくるのに関わりたいと思うとともに、今後よりロシアと日本の交流もすすんでいくと良いと思いました。(山田幸果さん/4年)」

オープンレクチャーシリーズ

10月4日(木)16:20~津田沼キャンパス624講義室において,本学生,教員ならだれでも自由に参加できるオープンレクチャー(主催:富山健教授/Engineering Systems研究室)がおこなわれました。今回で22回目となる当シリーズ。毎回各界から多彩な講師をお招きし,学生はもとより学内でも大変好評の特別講義です。

今回の講師は,筑波大学教授 大学院人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻,久野節二(Setsuji Hisano)氏をお招きし,「環境と脳の神経科学」と題し90分間にわたりご講演いただきました。

久野氏は,日本感性工学会において感性脳機能部会を立ち上げ,感性と脳科学の融合研究を目指しています。また,日本解剖学会においては学術評議員でもあります。
「神経科学研究の究極の目的は・・・。」
私達のために時間を捻出し,講義下さった久野先生に感謝申し上げます。


10月初旬,少し汗ばむ陽気の津田沼キャンパス。構内では植栽工事が行われています。

IMG_7945.jpg

屈曲反射と脳による制御やネットワークで成り立つ相互作用,分析的研究とシステム的研究,興味深いです。

IMG_7936.jpg

質問を講義中に自由に行なわれるのもオープンレクチャーの特長のひとつです。


講演概要(学内告知ポスターより)

「感覚は人間が環境を知る手段であり,運動はそれに対して脳が出した答えである。この人間と環境の間のやりとりを基本に、脳が行なういくつかの情報処理について解説する。」


久野 節二氏 http://www.kansei.tsukuba.ac.jp/~shisanolab/?page_id=355


*次回のオープンレクチャーシリーズは10月25日(木)を予定しています。

卒業研究中間審査

10月5日(金)午前9時より,津田沼キャンパス6号館4Fにおいて4年生を対象とした「2012年度卒業研究中間審査」が粛々と行われしました。


IMG_7940.jpg

秋晴れの中,6号館で行なわれる重要行事のひとつです。

IMG_9448.jpg

張りつめた空気を研究の情熱で打ち破るように発表します。

IMG_9474.jpg

徹底的な質疑,教員の本質的な質問に窮することもあります。

IMG_9460.jpg

「更なる研鑽を!」教員の声が聴こえてきます。

IMG_9451.jpg

朝からおこなわれた中間審査も担当教員の講評後,夕刻には無事終了しました。

2012年10月23日

千葉市科学フェスタ2012

10月6日(土),7(日),千葉市科学館「きぼーる」において千葉市科学フェスタ2012(主催:千葉市/千葉市教育委員会/千葉市科学館)が開催され,メインイベント会場であるきぼーる内「子ども交流館アリーナ(科学体験ブース)」に当学科の中嶋研究室が出展しました。

この催しは,市民が日常生活の中で科学・技術に親しめる総合的な科学の祭典で,千葉市では「こどもから大人まで、すべての市民が日常生活の中で科学・技術を身近に感じることができる科学都市ちばを創造するため、科学都市戦略の推進(引用:千葉市)」に取り組んでいます。

会場である「子ども交流館アリーナ(科学体験ブース)」には24の企業や団体が出展し,会場のテーマ「ちえとぎじゅつの街-ふしぎや驚きのウラにある知恵と技術にふれてみよう!」のもと子どもから大人まで終日活気に溢れていました。

中嶋研究室では,中嶋准教授と13名のスタッフが2日間にわたり活躍,今回初めて参加した斉藤真一(3年)さんは「難しい言葉をわかりやすく優しい言葉で説明するように心掛けました。夏休みを全部使って準備に当たりましたが,子ども達の笑顔を見ることができて良かったです。」と語ってくれました。


IMG_7961.jpg

斬新な切り口が子供達の興味と好奇心を呼び起こし学びへと発展します。

IMG_7971.jpg

リリオンは千葉市科学館に常設展示品としても活躍中,週末は試乗も行なっています。

IMG_7954.jpg

ロボットを実社会でどのように役立てていくか,体感しながら学んでいきます。

IMG_7950.jpg

自信を持って子供達に説明する姿は,探求への喜びという裏付けがあります。

IMG_7969.jpg

中嶋研究室(移動ロボットスシテム研究室) http://www.nakajima-lab.it-chiba.ac.jp/

千葉市科学フェスタ http://www.chibashi-science-festa.com/index.html

2012年10月25日

親子ロボットスカベンジャー工作教室

秋晴れの10月21日(日)午前9時から,津田沼キャンパス新1号棟3階工作室において親子ロボットスカベンジャー工作教室(企画/日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門,関東支部合同)が開催されました。

本教室は10年前から各地で開催されている催しで,本学で行なわれるのは今回が初めてです。実行委員長は当学科の准教授青木岳史氏,また青木研究室から西岡翔平さん(3年),森田皓介さん(3年)萩原一輝さん(4年)がスタッフとして活躍してくれました。

2021f.jpg1021b.jpg

当日は朝早くから首都圏各地より小学生6年生までの親子20名が集まりました。

IMG_1021a.jpg1021q.jpg

スカベンジャーとは,英語で「掃除人」という意です。

1021k.jpg1021i.jpg

有線の遠隔操縦で動き回り作業ができるスカベンジャーロボットを親子2名のチームで製作。

1021n.jpg1021o.jpg

製作を通してロボットが動く仕組みを理解し,さらに新しい機能を考え出す創造性を育成します。

1021p.jpg1021m.jpg

親子で機械構造の基礎を学び,試行錯誤の末に作り上げた自慢のロボットです。

1021l.jpg1021j.jpg

床に散らばるゴミと見立てたピンポン玉(オレンジとホワイト)の回収能力を競う競技会。

1021c.jpg1021e.jpg

思わぬ記録に歓声も,最後に表彰と講評を各先生からいただき16:00に終了しました。


青木岳史准教授  http://www.robotics.it-chiba.ac.jp/ja/subject/staff/12-profile.html

2012年10月31日

オープンレクチャーシリーズ

10月25日(木)16:20~津田沼キャンパス624講義室において,本学生,教員ならだれでも自由に参加できるオープンレクチャー(主催:富山健教授/Engineering Systems研究室)がおこなわれました。今回で23回目となる当シリーズ。毎回各界から多彩な講師をお招きし,学生はもとより学内でも大変好評の特別講義です。

今回の講師は,工学院大学教授で日本感性工学会会長でもあられる椎塚久雄(Hisao Shiizuka)氏をお招きし,「複雑ネットワークと感性マーケティング」と題し90分間にわたりご講演いただきました。

椎塚氏は工学院大学の他に,東京農工大学,明治大学,中央大学でも教壇に立たれ,2006年からは,専用webサイト「感性ジャーナル」を立ち上げ工学的視点から「感性」を身近な題材でわかりやすいくweb講義されています。


夕刻前の空,校舎と校舎の間から週末には十三夜を迎える月が浮かびます。

20121031b.jpg

「感性は知覚の関数である」「感性学がもたらす新しい潮流」感性の世界が拡がります。

20121031a.jpg

「まだまだ聴講したい」の声が上がる,あっという間の90分間。ご講演くださいました椎塚先生,ありがとうございました。

講演概要(学内告知ポスターより)

「私たちが住む世界はすべて関係で成り立ってる。工学的な用語で言えば,複雑ネットワークを構成している。いわゆる「世間は狭い」というのは,「スモールワールドネットワーク(small world network)を構成しているのである。インターネットやSNSは代表的なスモールワールドネットワークである。この講義では,まず複雑ネットワークの基礎事項を学んだ後に,さまざまな種類のネットワークを学ぶ。その中の一つである「スケールフリーネットワーク」の有用性について言及し,新しい応用の一つとして,感性マーケティングへの応用を考える。その結果,複雑ネットワークの性質から新しいコミュニケーションネットワークを構成することが可能となる。そして感性はネットワークの紐帯を強める性質を持ち,新しいマーケティング論が展開される。」


椎塚久雄 教授
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1013/about_pro_shiizuka.html

感性ジャーナル
http://www.netrush.jp/kansei-archives.htm

オープンレクチャーシリーズ

10月26日(金)16:20~津田沼キャンパス624講義室において,本学生,教員ならだれでも自由に参加できるオープンレクチャー(主催:富山健教授/Engineering Systems研究室)がおこなわれました。今回で24回目となる当シリーズ。毎回各界から多彩な講師をお招きし,学生はもとより学内でも大変好評の特別講義です。

今回の講師は,北陸先端科学技術大学院大学副学長 知識科学研究科教授であられる國藤進(Susumu Kunifuji)氏をお招きし,「知能の源流としてのアブダクション」と題し90分間にわたりご講演いただきました。

國藤氏は,「川喜田理論, 野中理論を統合する知識創造方法論を提唱され, アウェアネスやタンジビリティという概念を伝達する新しい知識創造支援グループウェアの研究開発を通じて21世紀をリードする知識創造支援環境の構築を推進」しておられます(HPより引用)。


main_200.jpg


ご講演くださいました國藤先生,誠にありがとうございました。


講演概要(学内告知ポスターより)

「与えられた驚くべき事実を説明する仮説を生成する能力をアブダクションと呼ぶ。この能力は人間の知能の源流であるが,この能力をコンピュータ(あるいはロボット)上で実現するには,リフレクションというメタ推論機構をプログラミング言語上に実装しなければいけない。本講義では,アブダクションの豊富な事例の紹介とそのメカニズム実装法とエッセンスについて説明する。」


北陸先端科学技術大学院大学 副学長

知識科学研究科 教授 國藤 進氏

http://www.jaist.ac.jp/profiles/info.php?profile_id=00002

この画面について

左は2012年10月度に作成した記事を全表示しています
TOPページに戻る

カテゴリー

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type
copyright 2006-2009 © THE DEPARTMENT OF ADVANCED ROBOTICS, Chiba Institute of Technology
もどる