林原 靖男

研究室のリンク
http://www.hayashibara.net/

プロフィール

2011年 千葉工業大学工学部未来ロボティクス学科 教授
2006年 千葉工業大学工学部未来ロボティクス学科 准教授
1996年 桐蔭横浜大学工学部制御システム工学科 助手,講師(1998年),助教授(2001年)
1996年 筑波大学大学院工学研究科構造工学専攻博士課程修了 (筑波大学 博甲第1539号)

1997.1~2003.3 通商産業省工業技術院機械技術研究所(現産業技術総合研究所)客員研究員併任

受賞・その他

2019年 RoboCup2019 世界大会 (オーストラリア)
キッドサイズ 4on4サッカー 3位,テクニカルチャレンジ 2位,ドロップインゲーム 2位
2018年 RoboCup2018 世界大会 (モントリオール)
キッドサイズ テクニカルチャレンジ 1位
2017年 RoboCup2017 世界大会 (名古屋)
キッドサイズ サッカー4o4 3位,テクニカルチャレンジ 1位
2016年 RoboCup2016 ロボカップ 2016 世界大会 (ライプチヒ)
キッドサイズ サッカー4o4 3位,テクニカルチャレンジ 1位,ベストヒューマノイド 2位
アダルトサイズ テクニカルチャレンジ 3位
2016年 RoboCup2016 ジャパン・オープン
キッドサイズ サッカー4on4 1位,テクニカルチャレンジ 2位
ロボット学会賞受賞
2015年RoboCup2015 世界大会
キッドサイズ 4on4サッカー 1位,テクニカルチャレンジ 1位
アダルトサイズ テクニカルチャレンジ 2位

2015年 RoboCup2015 ジャパンオープン
キッドサイズ 4on4サッカー 優勝,テクニカルチャレンジ 1位

2014年RoboCup2014 ヒューマノイドリーグ
キッドサイズ 4on4サッカー 1位,テクニカルチャレンジ 1位
ベストヒューマノイド ルイヴィトンカップ授与

2013年 RoboCup2013 ジャパンオープン
キッドサイズ 3on3サッカー 優勝,テクニカルチャレンジ 1位
2012年 RoboCup2012 世界大会 (メキシコ)
キッドサイズ 3on3サッカー 準優勝,テクニカルチャレンジ 1位
キッドサイズのベストヒューマノイド
ティーンサイズ: 3on3サッカー 準優勝,テクニカルチャレンジ 2位
2012年 RoboCup2012 ジャパンオープン
キッドサイズ 3on3サッカー 優勝,テクニカルチャレンジ 1位
2011年 RoboCup2011 世界大会 (イスタンブール)
キッドサイズ 3on3サッカー 準優勝,テクニカルチャレンジ 3位
2011年 RoboCup2011 ジャパンオープン
キッドサイズ 3on3サッカー 優勝,テクニカルチャレンジ 1位
ティーンサイズ ロボット学会特別賞
2010年 RoboCup2010 世界大会 (シンガポール)
ティーンサイズ テクニカルチャレンジ 1位,2on2ドリブル&キック 準優勝
キッドサイズ 3on3サッカー 3位,テクニカルチャレンジ 3位
2010年 RoboCup2010 ジャパンオープン
キッドサイズ 3on3サッカー 優勝,テクニカルチャレンジ 1位
TEENサイズ ベストヒューマノイド
2009年 RoboCup2009 世界大会 (オーストリア)
キッドサイズ 3on3サッカー 3位
TEENサイズ ドリブル&キック 準優勝,テクニカルチャレンジ 2位
2009年 RoboCup2009ジャパーンオープン
ティーンサイズ テクニカルチャレンジ 1位,ドリブルアンドキック 優勝
キッドサイズ テクニカルチャレンジ 1位,3on3 優勝
2008年 RoboCup2008 世界大会
キッドサイズ 3on3 3位,テクニカルチャレンジ 3位
ティーンサイズ テクニカルチャレンジ 3位
2008年 RoboCup2008 ジャパーンオープン
ティーンサイズ ドリブルアンドキック 優勝!!
キッドサイズ 3on3 準優勝
2007年 RoboCup2007 世界大会 (アトランタ,米国)
キッドサイズ テクニカルチャレンジ 2位
2007年 RoboCup2007 ジャパンオープン
キッドサイズ 2on2 2位
2006年(社)日本機会学会 ロボティクス・メカトロニクス部門 ROBOMEC表彰
「腕脚統合型ロボット「ASTERISK」の開発」(大阪大学との共同研究)
2006年RoboCup2006JapanOpenサッカー小型機リーグ準優勝
ROBO-ONE Special Ball 2005優勝(小型ヒューマノイドによる格闘技)
2005年RoboCup2005レスキューリアルロボットリーグ世界大会優勝(世界大会2連覇)
2004年RoboCup2004JapanOpenサッカー小型機リーグ優勝(全て完全試合で勝利)2004年RoboCup2004レスキューリアルロボットリーグ世界大会優勝(日本チームで初)
その他さまざまなロボコンで優勝&入賞
研究論文32編(査読有)、講演論文146編(査読無)

研究室では・・・

研究室では様々なロボットを研究・開発していますが,特に『自律型ロボット』を得意としています.例えば,『つくばチャレンジ』と呼ばれる屋外自律移動のチャレンジでは,2kmの市街地を完走しています.60チーム程度が参加する実験走行会ですが,10%程度しか完走できない難易度の高い挑戦です.さらに,学科のプロジェクトですが,RoboCupの世界大会で2年連続世界1位(その間無敗)を達成しています.10年以上前からAI(人工知能)に取り組み,様々な提案を行っています.

研究室では,ハードウェアとソフトウェアをトータルに開発します.また近年注目の技術であるディープラーニングなど新しい技術を取り込み,ロボットを賢く・安定して制御します.さらに,開発したソフトウェア・ハードウェアはオープンソースとして公開しています.

ロボット技術の向上の一つの手段として,ロボットコンテストを重視し,これに挑戦する学生をサポートしています.RoboCupがその最たるものですが,それ以外にも知能ロボットコンテストなどにも挑戦しています.コンテストではありませんが,つくばチャレンジは多くのチームが参加しますので,様々な刺激を受けて成長するきっかけとなると考えています.

これまで・・・

幼少時よりロボットに魅せられ,大学以来ずっとロボットの研究・開発に打ち込む.大学院博士課程では,人の力を増幅するパワーアシストの研究を行い,人とロボットの親和性を高める制御法などの提案を行う.大学の教員になってからは,学生の教育の一環として,ロボットコンテストを重視し,さまざまなコンテストに参加する学生をサポートしている.ロボコンは,机上の理論になりがちな工学を,ものつくりという基本に戻すよい機会を与える.明確な目標を持ち学んだ理論をベースに,期間内にロボットを作り上げる.その過程で多くのことを体験的に学ぶことができる.また,ロボットコンテストの輪を通じて,得られる友人や情報も人生の宝となる.
数々のコンテストに参加し,最強のチームで多数,優勝,入賞を果たす.サッカーをテーマに技術を競うRoboCupヒューマノイドリーグでは,世界大会2連勝,テクニカルチャレンジ7年連続1位など,輝かしい成績を収める.サッカーロボットにとどまらず,市街地でのロボットの自律移動に挑戦するつくばチャレンジでは,課題である2kmの市街地を完走させている.

メッセージ

2050年には、人間のサッカーワールドチャンピオンとロボットとを対戦させよう! その際に、開発される先端技術はさらに実生活に応用され、人々に貢献するであろう事を楽しみにしています。また、人とロボットがさらにうまくコミュニケーションがとれるよう、皆で研究していきましょう。

ロボット

開発したロボットは以下にあります.

https://sites.google.com/p.chibakoudai.jp/rdc-lab/development/robots