6/23オープンキャンパス(事前予約不要・入退場自由)

6月23日に開催されるオープンキャンパスでの当学科の出し物を紹介します!

学び体験: 2足歩行ロボットをつくろう

坂道を下りながら左右の足を振り子の原理で前に出して歩くロボットを製作します。 所要時間30分程度。ロボットは持ち帰れます。

どんなロボットかは、この動画をご覧ください。

モーターはついていなくて、坂を降りるときの位置エネルギー(この場合はベルトコンベアに持ち上げられて受け取る位置エネルギー)を使って歩きます
たくさんバージョン

屋外でロボットを走らせます

自分でセンシングして自分で考えて目的地まで移動するロボット(つまり自動運転の車のようなやつ)をキャンパス内で走らせます。

これも動画があるので出し惜しみしないで見せてしまいます。当日は雨が降るとか言ってますが私が晴れ男なのでたぶん晴れます(保証はしません)。あとは、当日は人が多いので、そこでちゃんと走るかが見ものです。人が多いと教員は嬉しいんですが、ロボットにしてみれば周りが見えなくなるので難易度が高くなります。

ポンと載せてあるパソコンが自分で考えて走ってます。パソコンが自分で動いてると思うと不気味ですね(と、専門の人間でも思うことがなきにしもあらず)

ロボットの展示

まだ準備中でいろいろ未確定(私がちゃんと確認してないだけ)ですが、王研究室からロボットをいくつか展示のために出してもらえるそうです。何が見られるかは当日のお楽しみということで!

学会発表のポスター展示

いつもはロボット実物を見せたり作ってもらったりしてある意味モノで勝負していたのですが、今回はさらに研究活動の活発さもアピールしようということになりました。去年から今年にかけて実際に学会で使ったポスターを壁に貼って展示します。前の記事にあるように、ひとつの学会だけで26件も発表しているくらいですので、当日はたくさん貼る予定です。

その他いろいろ

当日は部屋に学科の学生と教員が名札を下げてウロウロしているので、気軽に話しかけてください。相談コーナーもあります。また、別の部屋で入試の説明などもありますので、詳しくは大学のサイトのプログラムをご覧ください。

それでは、お待ちしております。

ロボティクス・メカトロニクス講演会2024で26件の講演

2024年5月29日(水)~6月1日(土)にライトキューブ宇都宮で開催された日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2024において,未来ロボティクス学科・専攻の学生・教員が合計26件の発表を行いました.
当日は全国から多くのロボット研究者が集まり,熱心な議論が交わされました.

発表タイトル
・4足歩行ロボットの慣性安定制御
・受動歩行原理を用いた動歩行二足ロボットの開発
・ベルトに直交方向の異方性摩擦がある素材を用いたクローラ型全方位移動ロボット
・斜めのグローサで不整地を横移動するクローラロボットの開発
・スタック防止形状を有する泥濘地移動クローラロボットの開発
・LiDAR による自己位置推定が破綻した際のGNSS 測位可能な場所への自律移動ロボットの誘導
・造形温度・ノズルの違いによる3D プリント造形物の強度変化
・カラーカメラベースの自己位置推定におけるCNN を用いた推定の信頼度評価法の適用
・視覚と行動のend-to-end 学習により経路追従行動をオンラインで模倣する手法の提案
・中干し後の水田除草用ヘビ型ロボットの開発
・水面付近におけるトビウオの滑空特性の解明
・トビウオのタキシング時における尾鰭捻りの力学特性の解明
・翼端の運動軌跡に基づく空力特性の解明
・水田除草用ヘビ型ロボットの開発
・コンクリート壁面の鉄筋探査を行うブロア式壁面走行ロボットの開発
・強化学習によるPD 制御のフィードバックゲインの最適化
・トンネル天井走行ロボットの開発
・4つのアルキメディアンスクリューを用いた不整地走行ロボットの開発
・方向可変な車輪を有する8 輪運搬ロボットの開発
・ワイヤーを用いた周長可変式柱検査ロボットの開発
・サイドワインディング推進を目的とした省自由度ヘビ型ロボットの開発
・省自由度蛇型ロボットの移動軌跡の最適化
・クモヒトデを規範とした全方向移動ロボットの開発
・変形量を拡大した連結可能な空圧屈曲モジュールの開発
・マルチエージェント強化学習によるサッカーヒューマノイドロボットの協調動作生成
 物理シミュレーション環境を用いた学習の高速化
・SUSTAINA-OP™: 持続可能性を重視した子供サイズの オープン ハードウェア プラットフォーム ヒューマノイド ロボット

ロボットプログラミング選手権2023(病弱教育部門) 

 2/1に、王研、上田研の学生+上田でロボットプログラミング選手権2023(病弱教育部門) のお手伝いに、千葉県立仁戸名特別支援学校にお邪魔しました。

この大会は、病気で一時的、あるいは長期的な療養のために特別支援学校で学ぶ生徒さんが、ロボット相撲で競う競技会です。「土俵」は仁戸名特別支援学校にあり、ロボットはおなじものを用いるのでリモートで参戦可能で、生徒さんによっては病床から参加されているそうです。全国大会当日は、日本中にいる参加者がZoomで会して大会の様子を見守りました。

 上田は技術賞の審査員として参加しましたが、技術うんぬんより、生徒さんの気持ちの入り様を見て、このような有意義な会を作っている先生がたが素晴らしいなあと思った次第です。また、主役ではないのですが、コンテスト慣れしている弊学の学生さんたちのロボットのハンドリングや審判は堂々としたもので手際も完璧で、閉会式の上田研某氏のスピーチも落ち着いており、生徒さんへの良いメッセージに満ちておりました。普段の「教員はみなさんの保護者ではありません!」と説教せざるをえない姿とは正反対で、やはり人間、よい環境では光るんだなあと思い、深く反省しました。

 ただ、そういう話もあるんですが、技術賞の審査ではコードが汚いチームは容赦なくバッサバッサ切り捨てました。コードはきれいに書いてくださいっ!

 大会の詳細についてはこちらでは書きませんが、下に一昨年の動画を掲載しておきます。また、今年度の全国大会の様子はこちらからどうぞ。

屋外自律移動ロボット開発進行中

 未来ロボティクス学科では,屋外自律移動ロボットのチャレンジ『つくばチャレンジ』に毎年参加しています.およそ2kmの公道を自動で走行するという難しい課題ですが,昨年度は完走させています.(実験走行において)
 11/20の本走行での完走に向けて.今年も急ピッチで開発を進めています.『つくばチャレンジ』は公開実験ですので,興味のある方はご見学いただくこともできます.

RoboCup2022世界大会優勝

2022年7月11日(月)から7月16日(土)まで,タイのバンコク国際展示場で開催されたRoboCup2022の自律ロボットサッカー競技において,千葉工業大学のチームCIT Brainsは,以下の結果を得ました.

サッカーヒューマノイドキッドサイズリーグ

サッカー4on4 1位
ドロップイン 1位
・テクニカルチャレンジ 3位

ロボカップはロボット工学と人工知能の融合を目指したランドマークプロジェクトで,世界中の研究者が取り組んでいます.
千葉工業大学未来ロボティクス学科は,学科創立時からこの課題に取り組み,現在までに世界大会で2回優勝してきました.今回で3回目となります.
人工知能が世界を変えていくと言われていますが,本学科では創立時(2006年)から人工知能に取り組み様々な自律ロボットを研究・開発してきました.
ハードウェアに関しては,今年刷新したロボット(SUSTAINA-OP)を使用しています.興味ある方は以下のGitHubサイトを見ると開発の様子を見ることができます.

https://github.com/citbrains/SUSTAINA-OP/issues

決勝戦の動画
https://www.twitch.tv/videos/1533222058?t=0h48m31s

RoboCup2022ヒューマノイドリーグへ参加します

2022年7月11日から17日までタイで開催される世界的なロボットの競技会RoboCup2022にチームCIT Brains(未来ロボティクス学科のプロジェクト)が参加します.
新たに第6世代となるヒューマノイドロボットSUSTAINA-OPを開発して,新しい技術で世界に臨みます.これらのロボットが20分間人の手を全く借りずに自動でサッカーを行います.
RoboCupは世界中の研究者が参加するロボットの標準問題であり,サッカーを通じてAI技術とロボット技術の融合を目指しています.
未来ロボティクス学科では学科創立時からRoboCupに挑戦しており,世界大会2回優勝,テクニカルチャレンジ7年連続1位などの実績を持っています.

日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会に学科から21件の発表

2022年6月1日から4日にかけて北海道で開催された日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2022において,未来ロボティクス学科の教員と学生が合計21件の発表(連名を含む)を行いました.

しばらく講演会は遠隔で実施されてきましたが,ようやく対面での講演会が開催され,多くの大学院生と学部生が北海道へと足を運びました.コアタイム45分の発表会ですが,質問が多く飛び交う良い雰囲気の中で進められました.

未来ロボティクス学科では研究も活溌に行っており,大学院生と学部生は頻繁に講演会などでその成果を発表しています.

RoboCup Humanoid League Virtual Seasonで世界1位

未来ロボティクス学科の学生有志が運営するチームCIT BrainsがRoboCup Humanoid League Virtual Season 2021/22において世界1位となりました.

RoboCupはロボット工学と人工知能を融合させて自律型サッカーロボットを研究する標準問題で,世界中の研究者が取り組んでいます.
未来ロボティクス学科創立当初から学生はRoboCupへ挑戦しており,毎年入賞を重ねてきました.

Virtual Seasonは試合は全てシミュレータの中で行われるため,人工知能を含めたソフトウェアの開発能力が問われる課題となっています.
サッカーを行う人工知能を研究・開発するという困難な課題に対して,学生たちは真摯に取り組み,世界1位という栄冠を得ました.