卒業生に訊く!未来ロボティクス学科1期生 菜花健作さん

聞き手: 社会で活躍している未来ロボの卒業生に様々なお話を伺う「卒業生に訊く!」、久しぶりのシリーズ第11回ですが、今日は一期生の菜花さんに来ていただきました。卒業後の将来像を描いてもらう3年生の授業「キャリアデザイン3」にたまたま来て頂いた関係で、今回のインタビューと相成りました。現在就活中の後輩たちに先輩としてエールをお願いしたいと思っております。

では、まず、自己紹介からお願いします。

菜花さん: 株式会社ゲームフリークに勤めている菜花健作です。未来ロボティクス一期生として大学に入学し、大学院を出た後今の会社に入社しました。

聞き手: 学生時代の菜花さんといえば、入学してすぐの「ロボット体験演習」(2016年度からは「ロボット体験実習」)で、いきなり二足歩行するロボットを作って先生方を驚かせたのを覚えていますが、あのときの思い出などを聞かせてください。

菜花さん: 正直あまり覚えてないのですが…たしかセンサーを付けた自動車を作るようなキットを貰った時の話ですよね?

自動車キットを使って自動車作っても何にも面白くないからと思って、二足歩行ロボットを作ったような気がします。もともとロボットを作った経験があったとかではないので反発精神だけで作ったのですが、徹夜で試行錯誤して作ったような記憶があります。その当たり前のことはしたくない精神は、私を卒業と同時に今まで未経験の業種に就職させてしまって暴走を続けています。

 

 

聞き手: これがあのときの写真ですが、掲示板に驚きのコメントが載っていましたね。教員一同活躍を期待していましたが、その後はどのような学生生活でしたか。

菜花さん: ロボット作りと趣味に打ち込んだ大学生活でした。

もともと何かを作るということに関しては人一倍熱中するほうだったのですが、自分は本当は何を作りたいのだろうと悩み、とにかく手あたり次第何かを作ってはネットにアップしていってました。イラスト、3DCG、小説、動画などなど。

大学の授業でも何かを作る授業に関しては本気で打ち込んでいたと思います。

聞き手: 今思えば、当時からデザインセンスは卓越していて、未来ロボのパンフもお願いして作ってもらいました。当時はオープンキャンパスのたびに来場者に配っていました。せっかくですので、デザインコンセプトや、今だから話せることなどがありましたらお聞かせください。

菜花さん: すみません、忘れました。

でも、あれが3DCGを触り始めたキッカケになり今の仕事に繋がっているので、ある意味で出発点になったパンフですね。

 

聞き手: 懐かしいですね。その後は、日本設計工学会の学会誌の年間表紙デザインに採用されたり、日本ロボット学会の学会誌の表紙を書いてもらったりと大活躍でした。

さて、そんな菜花さんですが、現在は、会社ではどのような仕事をされているのでしょうか。

菜花さん: 会社ではポケットモンスターシリーズの開発に入社当時からずっと関わっており、フィールドコンセプトデザイン、モンスターデザイン、3DCG作成などを主に行っております。

聞き手: ポケモンと言えば日本中の子供たちみんなが知っている人気キャラクターですね。千葉工大の先生方、いや、ロボット学科の偉い先生も楽しんでいるようです。

ポケットモンスターを生み出したゲームフリークとはどんな会社でしょうか。

菜花さん: もともとゲーム系同人誌サークルから始まった会社というのもあり、良くも悪くも自由な社風が残る会社だと思います。

私はデザイン、3DCG業務が主ですが、プランナーやプログラマーに自分の意見を言ったり、自分から企画を出したりすることが自由にできています。

聞き手: 当時の学生たちを見ると、機械系、電気系、情報系の企業に就職した同期が多いと思いますが、いつごろから、今の会社に入りたいと思うようになったのでしょうか。

菜花さん: 正直、今の会社を決めたのは就職活動の最後の最後でした。

別の機械系の会社に内定を頂いていたのですが、本当に機械設計が自分のやりたいことなのか、今まで趣味でやってきたイラスト、デザインは社会で通用しないのかを確かめたくなり、小さいころから好きだったゲームを作っていたゲームフリークに今まで作ったものを送りました。

聞き手: この場で紹介できないのが残念ですが、この機械系の会社の人事とのやりとりもドラマチックでしたね。学生たちにはオフレコで紹介しておきます。

学生時代に学んだロボティクスと今の仕事とのつながりはありますか?

菜花さん: 正直、学生の時は数字を眺める授業が得意ではなかったのですが、ゲーム上で3Dモデルの質感を表すシェーダーの計算は複雑な行列計算なので、そこは今に生きています。

あと、この学科には面白いものを作るということを褒めて後押ししてくれた教授の方々が多く、その経験はとても強く今に生きています。

聞き手: 「線形代数」や「ロボットマニピュレータ」(当時の「生体工学」)の授業で学んだ行列による座標変換は、まさに、この分野に繋がっていきますね。逆運動学問題も!

では、最後に、未来ロボの学生たちに一期生の先輩として一言アドバイスをお願いします。

菜花さん: こんな変な名前の学科に入ったのだから、普通のことではなく、変なことをしましょう。

それを「面白い」と言ってくれる人がここにはいるはずなので。

聞き手: 本日は、忙しいところありがとうございました。

(あとでどんなポケモンのデザインをしたか、こっそり教えてください。)

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