10月28日(水)津田沼キャンパス7号館4階講義室において、本学生、教員ならだれでも自由に参加できるオープンレクチャー(主催:太田准教授/太田研究室)が開催されました。第2回目となる今回、東京工業大学グローバルエッジ研究院/テニュア・トラック助教の山田浩也氏をお招きし「ヘビ型ロボット研究のこれまでとこれから」と題し、8:50~12:00までの約3時間にわたり講演していただきました。
ロボット研究では稀なヘビの運動を 理論的に再現した生物機械工学の研究に専念されていらっしゃる山田助教の講演は大変興味深く、受講者は時間が経つのも忘れ聴き入りました。
【今回の講演概要(参考)】
「ヘビ型ロボットは,単純なシステムでありながら多数の自由度を利用して複雑な環境に適応できる,興味深いロボットである.その研究の歴史は意外と古く,蛇行推進するヘビ型ロボットが世界で初めて開発されたのは1972年までさかのぼる.以来30年間以上にわたり,ロボット工学の一分野として,あまり目立たないながらもヘビ型ロボットの研究は継続されてきた.特に近年は,モータや計算機の進歩により多様なヘビ型ロボットの開発が行われるようになり,それに伴って理論の整備も進んできた.本講演では,これまでに開発されたロボットを紹介しながら,ヘビ型ロボットのメカニズムについて解説する.また現在進行中の研究を紹介し,今後のヘビ型ロボット研究の展望について述べる.」
*今後のオープンレクチャーシリーズにご注目ください。