未来ロボティクス専攻修士1年の阿久澤君が,厳しい選考過程を勝ち抜き2010年9月から協定校の一つであるペンシルバニア州立大学(ペンステート大)に一年間派遣留学しています.千葉工大は8カ国14大学と交流協定を結んでおり,その中でもペンステート大はアメリカ東部の歴史のある大学ということもあって人気の留学先となっています.また,当学科富山教授が以前6年間教職についていた大学でもあり,fuRoの大和研究員が博士号を取得した大学でもあります.
阿久澤君はペンステート大では機械・原子力工学科のAshok Ray教授の研究室に所属し,群ロボット制御チームの一員として研究を進めることになりました.Ray教授はアメリカ電気電子学会(IEEE)および アメリカ機械学会(ASME)という二大学会のフェローの称号をもち,いくつもの境界領域において世界的に有名な成果をあげている科学者です.
恵まれた環境(約5万人の学生,6万人収容のフットボールスタジアム,2つの18ホールゴルフコース,大学の飛行場,移動に自転車が必要な広大なキャンパス,年間を通してのトップ演奏家やブロードウェイ演劇集団による公演,雰囲気の良いダウンタウン,数々の湖や森林の自然,大学から15分の所にあるスキー場,そして何よりもトップレベルの研究者・教育者が揃ったアカデミック環境と,それが引き寄せる世界中からのトップレベル留学生達)の下で阿久澤君が一年後にどれだけ優れた研究成果をあげ,たくましく,英語がうまく,自分の意見が言える国際的な研究者になるか楽しみです.
チームメンバーと写真.ロボットは残念ながら解体中(左下).