千葉工業大学 未来ロボティクス学科
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オープンレクチャーシリーズ

1月13日(金)芝園キャンパス1101講義室において,本学生,教員ならだれでも自由に参加できるオープンレクチャー(主催:富山健教授/Engineering Systems研究室)がおこなわれました。今回で20回目となる当シリーズ。毎回各界から多彩な講師をお招きし,学生はもとより学内でも大変好評の特別講義です。

今回の講師は,宇宙航空研究開発機構(JAXA)月惑星探査プログラムグループ研究開発室開発員(宇宙科学研究所 航法・誘導制御グループ併任)の成田伸一郎氏をお招きし,「はやぶさ・かぐや・あかつきの例にみる月惑星探査機とロボット」と題し90分間にわたりご講演いただきました。

成田氏は,金星探査機「あかつき」の姿勢軌道制御系(AOCS)の開発・運用の経験を元に,小惑星探査機「はやぶさ2」,月軟着陸探査機「SELENE-2」搭載予定の月面探査ローバ走行機構の開発に従事しています。

晴天のキャンパスでは,地面の煉瓦の張替えなど改修工事が進みます。

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人類益という大目的のために困難があっても決してあきらめないと静かに力強く語る成田氏。

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講義終了後,次の予定がある講師を学生はぎりぎりまで離しません。

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講演概要(学内告知ポスターより)

近年,宇宙開発のミッションはより高度化,多様化,複雑化の時代を迎えている。ロケットと人工衛星に代表される宇宙機は,センサ,コンピュータ,アクチュエータを備えた自律システムであり,その構成はまさにロボットと同じである。昨年,小惑星からの帰還を果たした探査機「はやぶさ」にも多くのロボティクス技術が搭載されている。

本講演では第1部として「はやぶさ」の詳細と打ち上げから帰還までの道のり,第2部として2010年に打ち上げを行った金星探査機「あかつき」の飛行計画と運行シナリオ,そして残念ながら金星到達がかなわなかった逆噴射で起こった事象と,最到着に粘り強い運行計画,そして第3部として,将来の月惑星探査計画として,月軟着陸・月面探査と火星探査プロジェクトについて紹介。


宇宙航空研究開発機構(JAXA) http://www.jaxa.jp

「あかつき」の挑戦  http://www.isas.ac.jp/j/column/akatsuki/07.shtml

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