(社)日本ロボット学会の機関誌「日本ロボット学会誌(March 2013)」の特集「ロボット教育論文特集号」に,当学科教授の富山氏の論文「実践して理解する大学新入生向けオリジナルロボット製作実習」が掲載されました。
富山氏は,3月8日(金)東京大学(本郷キャンパス工学部2号館)で開催されたNEDO特別講座(ロボット技術経営)でも「大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性」と題し講演をするなど,精力的に活躍をされています。
監修をした日本語版の書籍「世界のロボット」全4巻を前に(撮影/2010年)
【NEDO特別講座概要】
大学における教育は現場体験を有機的に取り入れるべきだと考える。RTを活用した研究においては,実際に現場から出たニーズベースの開発とその成果の社会還元が強く求められている。一方,ロボット産業がなかなか立ち上がらない一因は,ロボット研究・開発が面白過ぎることだと考える。ほとんどのロボット技術者にとって,自分の開発したロボットが現場で使われるかどうかは,少なくともトッププライオリティではない。よって,大学における研究・開発は産業化には容易に結びつかない。この状況を打破するためには,現場を体験し実社会の要求に応えることの充実感を身を持って知る,ことを大学教育の一部として取り入れる必要がある。ここでは,介護作業支援を現場体験とともに大学における研究・教育活動にとりこみ,それを実社会に結びつける試みと,その成果として生み出されたベンチャーとの連携事例などを紹介する。
一般社団法人 日本ロボット学会 http://www.rsj.or.jp